信用保証協会は各都道府県にある、信用保証協会法に基づく公的機関です。中小企業が金融機関から融資を受ける際の「公的な保証人」となることで、中小企業の経営の安定と発展をサポートしています。その中で、群馬県信用保証協会は創設75年。特に「顔の見える、信頼される保証協会」を目指して、地域の中小企業を支援してきました。現在、26,000超（群馬県内企業の約40％）の企業のお客様にご利用いただいています。近年はコロナ禍や物価高、円安などの影響を受ける形で、厳しい経営環境に悩む中小企業は増えているのが現状です。当協会の仕事は、金融機関や経営者からの相談から始まることが多いですが、国や自治体の動きとも連動する形で「支援業務」が以前にも増して必要とされており、中小企業の経営改善や事業再生への取り組みを積極的に支えていくことに重点を置いています。今後も金融機関をはじめ関係機関との連携を強化しつつ、さらに中小企業・小規模事業者へ万全なバックアップ体制を整え、地域経済活性化に貢献していきます。

当協会の仕事は「企業のライフステージに応じた支援」をよりスピーディー・確実に実施するため、以下のように業務は分かれ、それぞれチームで対応しています。

◎保証審査業務：書類審査・経営者との面談・現地調査等により保証の可否を判断します。

◎経営支援業務：相談・診断・アドバイス等で、創業や事業承継・事業再生を支援します。

◎代位返済業務：借入金の返済が困難になった中小企業に代わって、金融機関に代位返済をする際の審査や事務手続きを行います。

◎その他：管理回収業務のほか、総務・経理・企画・システム関連などがあります。

こうした業務を行うための教育・研修制度も充実。全国信用保証協会連合会が主催する研修に加え、当協会独自の研修を実施し、職員の知識習得やモチベーションアップを目的とした資格習得奨励制度と併せて、一人ひとりの職員の成長を後押ししています。