VOICES
職員紹介
経営者に寄り添う姿勢を大切に
「ありがとう」の言葉が日々の原動力になる
営業部保証第二課 / 2021年入協
Y.S
地域政策学部地域政策学科卒。生まれ育った群馬県に貢献したい気持ちで長く継続的に携わることができそうな当協会を志望。祖父母が呉服屋を営んでいたことから個人事業主や中小企業に親しみがあり支援したいと感じたことが入協の決め手に。趣味は読書と体力維持のために始めたランニング。ぐんまマラソンでは10㎞を走破。
中小企業の方が金融機関から事業資金を借入する際に当協会が公的な保証人となるための「保証業務」に当たっています。当協会の要となる仕事で、具体的には、申込書類や決算書、創業計画書などを審査した末に保証の可否を決定します。また、実際に経営者の方に直接お話を伺う場合も多く、最初は緊張したり気後れしたりする面がありました。ただ先輩から「事前の下調べは必要だけれど、お客様に寄り添う気持ちで接していけばいい」とのアドバイスで、肩の力が抜けて対話ができるようになりました。
初めて保証した案件は地元でお店を持つのが夢という美容師の方で、「無事に開業できました。ありがとう」の言葉は忘れられません。感謝の言葉と共に地域になじみ始めた店舗の光景も、日々の原動力となっています。製造業では自動車部品の工場など、さまざまな現場を訪問できるのも面白さの一つです。また同年代の起業家と接することで、刺激を受けることもしばしば。経営者の方の相談事に親身になって対応することや、失敗を恐れず挑戦してみる姿勢は先輩から継承し、成長できた部分と感じています。
今後は他業務を経験することで物事を俯瞰的に視る目も養いたいですし、当協会が力を注ぐ「女性創業応援チーム」にも貢献したいと思っています。
経営課題を抱えるお客様に真摯に対応
オーダーメイドで解決策を指南し地域経済を守る
保証統括部再生支援課 / 2014年入協
I.T
法学部卒。大学では憲法ゼミに所属し法律系のサークルでも活躍。就活では群馬県へのUターン就職を希望し、金融と公共性を兼ね備えた上に地域貢献性の高さに魅力を感じて当協会に入協。保証課などでの経験を基に、2023年4月から保証統括部再生支援課で活躍。趣味はキャンプで、今は第一子の子育てに夢中。
近年はコロナ禍の影響もあり、群馬県にも業績が厳しい中小企業が多く存在します。かつて当協会から融資の保証を受けた中小企業への相談・診断・アドバイスを通じて、企業の再生支援を行うことが私の役割です。飲食業や観光業などは特に打撃を受け、加えて、後継者不足の問題も深刻化しています。そうしたケースでは親族以外への事業承継、M&Aで他企業への売却なども選択肢の一つになります。また、国の公的支援策の活用をアドバイスすることもあります。
中小企業の課題は実にさまざまで、マニュアルは通用しません。1件1件オーダーメイドで考え、経営者の方に真摯に向き合う姿勢が不可欠です。普段の学びと対話によって解決策を見出し、企業の再生計画を経営者の方と一緒に考え、収支改善の希望が生まれることがやりがいです。一企業の倒産はその取引先、地域の雇用にも影響を及ぼすので、さまざまな業界業種の知識とより広い視野も培いながら、群馬県の経済を根底から支えていくことが目標です。
当協会は少人数で顔と名前が一致する風通しの良い社風です。充実した教育制度のもとで一から知識を身につけられ、経営支援や管理回収などの業務もローテーションで経験できました。将来的には、これまで培った総合力を幅広く活かしていきたい気持ちがあります。